近鉄京都線平日データイムダイヤ【2024年3月16日ダイヤ変更】

8602F急行橿原神宮前

1．概要

近鉄京都線データイムダイヤは、竹田〜新田辺間で毎時12本が運転されている。1時間あたり特急3本、急行3本、普通6本の運転となっている。2022年12月17日ダイヤ変更で、地下鉄直通の急行が朝夕運転にシフトしたため、平日データイム時間帯の運転はなくなった。

竹田から京都市営地下鉄烏丸線に直通する電車が毎時2本あるため、京都〜竹田間は毎時10本の運転となる。

新田辺〜大和西大寺間は1時間あたり特急3本、急行3本、普通3本の運転となる。普通は2022年12月17日ダイヤ変更で、新田辺で系統分離されて、新田辺〜大和西大寺間の区間運転が主体となったが、2024年3月16日ダイヤ変更で再び京都から大和西大寺方面へ直通する普通が増えている。

特急の停車駅は近鉄丹波橋、大和西大寺で、橿原神宮前行きは橿原線内、西ノ京、大和八木に停車する。京都線内では2002年3月20日ダイヤ変更で近鉄丹波橋が停車駅となって以来変わっていない。

急行の停車駅は東寺、竹田、近鉄丹波橋、桃山御陵前、大久保、新田辺、新祝園、高の原、大和西大寺、新大宮。橿原神宮前行きは橿原線内では西ノ京、近鉄郡山、平端、田原本、大和八木、八木西口、畝傍御陵前に停車する。

2．2024年3月16日ダイヤ変更

2022年12月17日ダイヤ変更で普通の大半が新田辺で系統分割されたが、今回のダイヤ変更では、京都〜大和西大寺間を直通する普通が再び増加した。京都発着の普通は毎時4本の運転で、そのうち毎時2～3本が大和西大寺方面へ直通するようになった。

特急や急行は行先変更など軽微な変更はあったが、ダイヤパターンは前回のダイヤ変更を踏襲している。

3．特急

22103F特急奈良

特急は毎時3本の運転で、橿原神宮前行き2本、奈良行き1本が運転されている。2021年7月3日ダイヤ変更以前は毎時4本の運転で、奈良行きも2本が運転されていた。コロナ禍による列車運休などを経て、ダイヤ変更で毎時1本が削減される形となった。

2022年12月17日ダイヤ変更以前は、下り特急は京都発毎時10・40分が橿原神宮前行き、毎時50分が奈良行きとなっていた。今回これが京都発10・30・50分発に変更され、京都〜大和西大寺間は20分毎の等間隔になった。橿原神宮前行きは10・50分の発車となり、20〜40分毎での運転となった。観光特急あをによしが運転される時は00分発に設定されている。

上りはダイヤ変更前、大和西大寺発毎時25・55分が橿原神宮前発、毎時45分が奈良発となっていた。ダイヤ変更により、大和西大寺発毎時05・25・45分の発車になった。毎時25分発が近鉄奈良始発で、05・45分発が橿原神宮前始発となった。観光特急あをによしは55分発で運転される。

特急の所要時間は京都〜大和西大寺間は29〜31分で、京都〜近鉄奈良間は下り34分、上り36分となっている。京都〜橿原神宮前間は下り52分、上り53分かかる。

特急は4両編成を基本に、2021年7月3日ダイヤ変更からは平日に限り2両編成の列車も運転されるようになった。2両編成が2運用あったが、2022年12月17日ダイヤ変更では1運用に減少している。

4．急行

1263F急行橿原神宮前

急行はダイヤ変更前に京都発が3本、地下鉄烏丸線国際会館発が1本運転されていたが、国際会館発着の地下鉄直通急行の運転がなくなり毎時3本の運転となった。

京都発は毎時01・20・40分の運転で、地下鉄直通急行がなくなったため、ほぼ20分毎の等間隔での運転となった。01分発は大和西大寺行き、20・40分発は橿原神宮前行きとなっている。

上り大和西大寺発では、ダイヤ変更前が毎時08・18・37・49分発の運転だったが、ダイヤ変更後は毎時07・27・47分発に変更された。毎時47分が大和西大寺始発だが、時間帯によって07・27分発も大和西大寺始発となることがあり、下りよりも大和西大寺始発は多い。

急行は京都〜大和西大寺間は下りが41〜42分、上りは41分かかる。

急行は基本6両編成で運転されている。2021年7月3日ダイヤ変更からは昼間に1運用だけ4両編成の急行が登場したが、2022年12月17日ダイヤ変更後も4連急行の運転は継続されている。

急行は大久保で普通と緩急接続を行う。下り京都発01分の急行は新祝園で特急を待避する。下り京都発20・40分の急行は高の原で特急を待避する。上り急行は特急の待避は基本的にない。観光特急あをによし運転時には大久保で待避がある。

5．普通

3706F普通新田辺

普通は京都発が毎時4本、京都市営地下鉄国際会館発が毎時2本運転されている。京都発は毎時11・26・42・52分に運転されている。竹田から地下鉄直通普通が入るため、等間隔にはなっていない。2022年12月17日ダイヤ変更で京都発着の普通も新田辺発着が主体になっていたが、2024年3月16日ダイヤ変更で、大和西大寺方面へ直通する普通が増加した。京都から新田辺までの普通は6両編成で運転され、大和西大寺方面へ直通する普通は4両編成で運転されている。新田辺止まりの普通の中には4両編成で運転される列車もある。

竹田からは毎時2本地下鉄直通の普通が新田辺まで運転される。竹田発01・9・19・35・42・50分で運転され、09・42分が国際会館始発の普通となっている。上りは新田辺発19・48分の普通が地下鉄直通の国際会館行きで運転されている。地下鉄直通の普通は全て6両編成で運転され、京都市営地下鉄は10系、20系が運用され、近鉄車は3200系、3220系が運用される。

新田辺発大和西大寺方面行きの普通は毎時1～2本が運転されている。ダイヤ変更前は毎時3本の運転だったが、大和西大寺方面直通の普通が増加したため、新田辺発着の大和西大寺方面への普通は減少している。新田辺での折り返しの都合もあり、京都からの普通新田辺行きとの連絡はオンタイムにはなっておらず、ホーム上での乗り換えは可能だが、隣に乗り換え対象の普通が停車しているわけではない。新田辺～大和西大寺間の普通は全て4両編成で運転されている。